Monthly Archives: January 2012

新年の初仕事は。

正月にちゃんとお休みをして、一度リセットされる年初め。 桜井フルートでは、いつも年初めにする仕事があります。 それは、「先人たちの制作した楽器の修復・再生」です。 いわゆるヴィンテージ楽器やオールド楽器といわれる作品です。 今回手がけたフルートは、「ヘインズフルート」。 ※以前ブログでも書かせていただきました。 本年度の新作制作を進める前に、今一度立ち止って色々な事を確かめます。 オールド楽器の再生でもっとも大事な事は、 楽器の「本質を見極める事」だとブログに書きました。 では、具体的に「見極める」とはどういった事でしょうか。 コンセプトや想いという思想的なところはもちろんですが、 技術的なところをいかに見抜く事が出来るかが大切です。 まず大前提として、 オリジナルの状態を残し再生する事を最優先にします。 ・歌口には手を入れない。 ・頭部管を切ったりしない。 ・磨きは機械磨きはせず、手磨き。大きなキズはそのまま残す。 ・タンポ(パッド)はカップのサイズに合わせてすべて自作する。 ・スプリングの減衰が見られる場合は、交換。オリジナルは切断せずに保存。 ・設計上のカップの開きにする。 ・管体に絡む修理が必要な場合は、最要注意。基本は、火を与えない。 (ちょっと専門的な言葉が多くなってしまいました・・・) 他にも細かいところはありますが、最重要な事は、 自分勝手な修理をせず、時間を経てエージングされた楽器の状態を残し、 さらにはメーカーの基本を守る事です。 基本を守り修復を進めていくと、考えられた楽器からは沢山の事を学べます。 自分達の楽器と、どこがが違うのか。それが、どのような効果を生んでいるのか。 先輩達が制作した楽器たちに触れ、学び、刺激を受ける事で、 今年度の新作制作にも良い影響があると私たちは想っています。 桜井フルート制作所 桜井秀峰

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1月3日。実家へ。

2012年1月3日。 昨日の余韻が熱く残る桜井夫婦は早朝より行動開始しました。 早め早めに掃除などの家事を済ませ、 息子奏輔の散歩がてら復路コースの下見へ。 国道一号線の沿道、もちろん誰もいません。 しかし、私たち夫婦はより良い環境で観戦する為にあらゆるシチュエーションを想定し、 観戦場所を吟味しました。 「ここだな。」 そうつぶやいや妻の一言は、何かここに埋まっているかの如く、 ここ以外には無いと思わせる強さがありました。 一旦帰宅して、おせち料理で鋭気を蓄え、直前までテレビで観戦。 東洋大はトップを独走しています。 そんな中、下位グループでは来年のシード権を争う熾烈な闘いが繰り広げられています。 これもまた箱根駅伝の面白いといか、容赦ないというか、現実というか。 悲喜こもごものレースを観戦し、よりテンションの上がる桜井夫婦。 上空にヘリコプターの音。 さて、いよいよ私たちの出番です。 国道1号線に出ると、すでに沿道には住民の皆さんがスタンバイ。 知った顔のご近所さんもちらほらお見かけし、新年のご挨拶~。 老若男女、趣味も思想も違うでしょうが、 同じ想いを抱いて沿道で応援しています。 そこにあるのは、 「ランナーを応援する」 というシンプルな想い。 桜井家の(というか妻の)選んだ場所は、 何故か空いていました。 恐らく相当な磁場が発生していたのでしょう。 ここで桜井家的ベストポジションで先頭ランナーの到着を待ちます。 上り車線の車両がほとんど走らなくなった頃、 白バイに先導された先頭ランナーがやってきました!! 先頭は東洋大の設楽選手!! どのくらいの差がついたのだろう?などと思う間もなく目の前に!! 「設楽ー!!!行け行けー!!」 「Go!Go!Go-!!!」 「走れー!!!」 桜井家、周りよりも明らかに大きい声援になっております。。。 後続のランナーが通過するたびに絶叫する桜井家。 息子の奏輔(2歳)も、両親に負けじと声を張り上げます。 「がんばりえー!!」 旗を振り、大声を出し、目頭を熱くする桜井家。 … Continue reading

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1月2日。気持ちは箱根へ。

1月2日 昨日を引きずるのかと思いきや、ご機嫌で鮮明なお目覚め。 理由はなんとなくわかります。 今日は正月の風物詩「箱根駅伝」往路の日だからです! 大磯は往路(4区)復路(7区)ともにコースになっており、 大磯の住民が大挙して応援に出かけるという、 特別な日でもあります。 私は高卒ですので、母校など特別に応援する大学は無いのですが、 2年前、目の前を激走する大学生ランナーを目撃してから、虜になっています。 今日の大磯は朝からソワソワです。 上空には中継ヘリコプターが飛び、 コース沿道には警備員や大学関係者がいたり、 時折通る新聞社の車から手渡される旗を手に今か今かと待ちわびます。 と言っても、そこはスローな大磯。 テレビで直前まで観戦して、先頭が通過する直前の頃にになってからワラワラと。 今年は妻も誘って観戦です。 正直、妻は興味ありません。 元々自分自身がアスリート系ダンサーだったからなのか、 人が身体を動かしている事にはあまり興味がないようです。。。 今回は、息子奏輔の為に「凧揚げをしよう」と誘い出し、海岸へ。 海岸脇の道路が往路のコースになっているので、 凧揚げのついでに観戦でもいかがですか?というふんわりとした誘い文句。 いざ海岸へ出てみると、凧揚げには最高の程良い北風。 凧揚げなんて30年振りくらいでしょうか。 ちゃんと上がるのかなあ、なんて少し心配しましたが、 最近のカイトは高性能なのでしょう、一発で空へ飛んでいきました。 カイトに付属の凧糸(50mくらい?)はすぐに無くなり、予備で買っていた凧糸(80m!)へ追加繋ぎ。 予備凧糸も順調に出ていき、ついに最長上空まで飛んでいきました!! 息子も一丁前に凧を操る~ 風を手で感じながら凧を操る。これまた日本の風物詩ですね。 凧揚げが思いのほか楽しかったのは妻だったようで、 息子が少し飽きてからはずっとやってました。 凧揚げを堪能していると、いつのまにか沿道に住民がワラワラと。 おっと!そろそろ先頭のランナーが来る時間! 急いで凧を引き寄せようとするも、全長130mにもなる為、 時間のかかることかかること。。。 釣りのリールでやれば良かったか?というくらい、延々と続く引き寄せ作業。 夫婦で交代しながら今年最初の共同作業です。 結構巻いただろうと、上空を見上げるとあまり変わらない感じ。。。 先頭の到着まで間に合うだろうか、、、 … Continue reading

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2012年元旦。

2012年が明けました。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 桜井秀峰家のお正月は大磯にて。 元旦のようす。 初日の出を見に大磯海岸へ。 水平線には雲がかかっていましたが、 無事に初日の出を拝む事が出来ました。 帰宅後は、妻手作りのおせち料理~ 今回は私が大好物のいなり寿司を作ってくれました! そして、妻の実家から送られた広島の牡蠣三昧!!! そして、私達夫婦が一番お世話になっている今井家お手製の、伊達巻!!! とっても美味しい元旦です。 そして、元旦早々食べ過ぎてしまいました。。。 で、少しでもカロリー消費をという事で、 徒歩で高来神社へお参りに行きつつ、毎年恒例の、 ご近所さんには直接年賀状を届けながらウォーキング! さあ、行くぞ~~!!! と家を出たところで、山王会の先輩「伊東さん」に遭遇~! 夏祭りの時や、宴会の時は「まもちゃん」というなんとも愛らしい友達なのですが、 平日の日中(仕事中など)は「伊東さん」という四角四面の先輩なのです。 今は伊東さんのようで、ちゃんと目も合わせてくれません。。。 どうやら「伊東さん」のご実家で新年会を催すようで、 「後で寄りなさい。」とお誘いのお言葉をいただきました。 ご家族の集まりに呼んでいただけるなんて、、、 本当に嬉しいです。 そして、恐らく私たちが伺う頃には「まもちゃん」になっている事でしょう。 高来神社でお参りを済ませ、 年賀状配りウォーキング再開!! 正月だからでしょうか、空気も澄んでいて気持ちがイイですね~! 途中、知り合いに会っては新年のご挨拶にご挨拶。 大磯に来てから3回目の元旦ですが、 知り合いも徐々に増えて道を歩けば誰かしらに会い、 世間話をしてお互いの「今」を知る事が出来ます。 子どもを連れていれば、子どもの目線になって挨拶してくれます。 ご近所さんがいる事が、こんなにも心強いとは。。。 本当に有難いですね。 ちょっと予定時間が過ぎてしまいましたが、 「伊東家の実家」へお邪魔しました。 はい。予定通り「伊東さん」は「まもちゃん」になってました~。 やっぱり「まもちゃん」じゃなくっちゃね~!! … Continue reading

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