あらまし

1959年、サクライフルートを制作、発表。家内制手工業に徹した制作を信条とし、日本製フルートの礎を築きながら多様な可能性にチャレンジし続けている。

C調フルートの他に、ピッコロ、アルトフルート、D調やE♭調など各調のフルート制作に加え、伝統的技法「巻管」製法によるシームドパイプによるフルート、世界的ブームの先駆けとなった木管フルートの制作(1980年発表)、世界デザイン博覧会に愛知県、INAXの協力により世界初のファインセラミック製フルート、ピッコロを出品(1989年)するなど、伝統を重んじた楽器制作に加え、革新的に楽器用の新素材研究、共同開発を続けている。1997年にMRC・デュポン社製人工大理石デュポン™コーリアン®製フルート、2002年にはニッタクス社製積層強化木コムプライト製フルートを制作し、実用化に成功している。