桜井 清明(Kiyoaki Sakurai)

制作・修理担当

1949年、鹿児島県山川町生まれ。幼少より魚釣りばかりしていたので、漁師になるつもりでいた。

1964年、上京。兄である幸一郎にフルート制作を師事。

以後フルート制作一筋、現在に至る。

 

幼い頃から歌が上手く、毎日のように大人の前で歌わされていた。主に、流行歌だった。中学3年の時、帰郷していた幸一郎から「漁師になるか、笛作りになるか」と迫られ、「笛作りになる」と言ってしまい、中学卒業後に上京。上京直後、初めて聴いたフルートの演奏会がJ.P.ランパルの初来日公演(日比谷公会堂最前列)であった。演奏会後に幸一郎と一緒に楽屋を訪ねるとランパルは笑顔で招き入れてくれた。幸一郎が制作した洋銀製のフルートを差し出すと、「綺麗な楽器だな。」と言って吹いてくれた。その音は今でも忘れられないほど、強烈なインパクトを清明に刻む。その日から、清明のフルート制作人生が始まった・

 

趣味:胡蝶蘭、バラ栽培。ラテアート。