1月3日。実家へ。

2012年1月3日。

昨日の余韻が熱く残る桜井夫婦は早朝より行動開始しました。

早め早めに掃除などの家事を済ませ、
息子奏輔の散歩がてら復路コースの下見へ。
国道一号線の沿道、もちろん誰もいません。
しかし、私たち夫婦はより良い環境で観戦する為にあらゆるシチュエーションを想定し、
観戦場所を吟味しました。

「ここだな。」

そうつぶやいや妻の一言は、何かここに埋まっているかの如く、
ここ以外には無いと思わせる強さがありました。

一旦帰宅して、おせち料理で鋭気を蓄え、直前までテレビで観戦。
東洋大はトップを独走しています。
そんな中、下位グループでは来年のシード権を争う熾烈な闘いが繰り広げられています。
これもまた箱根駅伝の面白いといか、容赦ないというか、現実というか。
悲喜こもごものレースを観戦し、よりテンションの上がる桜井夫婦。

上空にヘリコプターの音。
さて、いよいよ私たちの出番です。

国道1号線に出ると、すでに沿道には住民の皆さんがスタンバイ。
知った顔のご近所さんもちらほらお見かけし、新年のご挨拶~。
老若男女、趣味も思想も違うでしょうが、
同じ想いを抱いて沿道で応援しています。
そこにあるのは、

「ランナーを応援する」

というシンプルな想い。

桜井家の(というか妻の)選んだ場所は、
何故か空いていました。
恐らく相当な磁場が発生していたのでしょう。
ここで桜井家的ベストポジションで先頭ランナーの到着を待ちます。

上り車線の車両がほとんど走らなくなった頃、
白バイに先導された先頭ランナーがやってきました!!
先頭は東洋大の設楽選手!!
どのくらいの差がついたのだろう?などと思う間もなく目の前に!!

「設楽ー!!!行け行けー!!」

「Go!Go!Go-!!!」

「走れー!!!」

桜井家、周りよりも明らかに大きい声援になっております。。。

後続のランナーが通過するたびに絶叫する桜井家。
息子の奏輔(2歳)も、両親に負けじと声を張り上げます。


「がんばりえー!!」

旗を振り、大声を出し、目頭を熱くする桜井家。

全てのランナーが通過した後は、
自宅に急いで戻ってゴールまでテレビ観戦!!

結果は皆さんご存じのとおり、
東洋大の完全優勝!!
柏原選手はもちろんの事、全ての選手や関係者が昨年の雪辱を誓い、
そして努力し叶えた優勝です。
本当に素晴らしかったー!!
おめでとうございます!!

正月早々ほんのり汗かいてしまいました。

ほっと一息ついていると、
山王会の「のぶちゃん」から新年会のお誘い。
どうやら「のぶちゃん」のご実家で開催されるとの事。
駅伝が終わってからというあたりが、大磯らしいですね。

「のぶちゃん」の実家は、
私たち夫婦が「大磯の実家」と勝手に慕うほどお世話になっています。
特に親父「きよしさん」には、御神輿の事から大磯の歴史などなど、
私が知りたい事を何でも答えてくれる大先輩です。
時には私が無礼をはたらくと怒られたりします。
ただのご近所さんではなく、「心の実家」。
親父については、改めて綴ってみたいと想っております。

「大磯の実家」へ訪ねてみると、
一昨日会ったばかりの「伊東さん(のちにまもちゃん)夫妻」もいました~!!
遅れて「なべちゃん夫妻」も来ました~!!

いつもの大好きな面々が続々と訪問。
ここは私たち夫婦だけではなく、「みんなの実家」でもあるんですね。

今年のお正月は「大磯の正月」を満喫しました。
自然あり、伝統あり、風情あり、人情あり、駅伝あり。
ここ大磯には「日本の正月」があります。
守るべきは形ではなく、「感じる心」だなあと。
この正月の心地よさをシンプルに感じる事が出来る心を、
今年1年持ち続けようと想いました。

桜井秀峰

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