Category Archives: 日々つれづれ

2012年元旦。

2012年が明けました。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 桜井秀峰家のお正月は大磯にて。 元旦のようす。 初日の出を見に大磯海岸へ。 水平線には雲がかかっていましたが、 無事に初日の出を拝む事が出来ました。 帰宅後は、妻手作りのおせち料理~ 今回は私が大好物のいなり寿司を作ってくれました! そして、妻の実家から送られた広島の牡蠣三昧!!! そして、私達夫婦が一番お世話になっている今井家お手製の、伊達巻!!! とっても美味しい元旦です。 そして、元旦早々食べ過ぎてしまいました。。。 で、少しでもカロリー消費をという事で、 徒歩で高来神社へお参りに行きつつ、毎年恒例の、 ご近所さんには直接年賀状を届けながらウォーキング! さあ、行くぞ~~!!! と家を出たところで、山王会の先輩「伊東さん」に遭遇~! 夏祭りの時や、宴会の時は「まもちゃん」というなんとも愛らしい友達なのですが、 平日の日中(仕事中など)は「伊東さん」という四角四面の先輩なのです。 今は伊東さんのようで、ちゃんと目も合わせてくれません。。。 どうやら「伊東さん」のご実家で新年会を催すようで、 「後で寄りなさい。」とお誘いのお言葉をいただきました。 ご家族の集まりに呼んでいただけるなんて、、、 本当に嬉しいです。 そして、恐らく私たちが伺う頃には「まもちゃん」になっている事でしょう。 高来神社でお参りを済ませ、 年賀状配りウォーキング再開!! 正月だからでしょうか、空気も澄んでいて気持ちがイイですね~! 途中、知り合いに会っては新年のご挨拶にご挨拶。 大磯に来てから3回目の元旦ですが、 知り合いも徐々に増えて道を歩けば誰かしらに会い、 世間話をしてお互いの「今」を知る事が出来ます。 子どもを連れていれば、子どもの目線になって挨拶してくれます。 ご近所さんがいる事が、こんなにも心強いとは。。。 本当に有難いですね。 ちょっと予定時間が過ぎてしまいましたが、 「伊東家の実家」へお邪魔しました。 はい。予定通り「伊東さん」は「まもちゃん」になってました~。 やっぱり「まもちゃん」じゃなくっちゃね~!! … Continue reading

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箱根でピカソで家族。

今年最後の新作フルートたちを「仕上げ」ている日々が続いています。 「仕上げ」に近づくと、どうしても集中してしまいます。 そんなある日のある朝。 「箱根に行かない?」 という妻の提案がありました。 しかし、「仕上げ」の最終段階に差し掛かっており、 少しでも前へ進ませ、より高い完成度を追求したい気持ちがありました。 「紅葉見てないし。」 そうでした。紅葉好きな私が、今年はまともに紅葉を観ていませんでした。 外を見ると、澄みに澄んだ青い空。 家族でお出かけもしてないし、、、 「そうだね。じゃあ、行こうか。」 妻は私の答えをわかっていたのでしょうか、 昼食のお弁当の準備もしていました。 箱根は箱根でも、今回の目的地は「箱根彫刻の森美術館」。 紅葉も堪能で来て、子どもも楽しめる遊具も充実しているようです。 大磯から箱根は、案外近いです。電車でも1時間半くらいの小旅行。 家族大好きの妻と、電車大好きの息子。 箱根湯本駅からは箱根登山電車に乗り換えま~す。 やたらと多い吊革たち。どんな理由があるのでしょうか。 登山電車というだけあって、けっこうな標高まで登っていきます。 スイッチバック式でジグザグに進むのですが、 途中のスイッチバックする駅では運転士さんと車掌さんが歩いて入れ換わります。 スローライフですねえ。 そして、景色の良いポイントでは徐行運転をしてくれます。 ハートフルですねえ。 美術館の最寄り駅は、「彫刻の森駅」。 ズバリですねえ。 敷地面積7万平方メートルという広大な敷地に、 国内外の彫刻作品が広~い芝生の上に展示されています。 歩きながら、自然を感じながらの鑑賞はかしこまらず、 気持ちが良いですねえ。 美味しい昼食後に、ほっと一休み「ヘンリー・ムーアごっこ」 敷地の一番遠いところにある「ピカソ館」に入ってみる事に。 そういえば最近はゆっくり美術鑑賞なんてしていないなあ、なんて想っていたら、 「ゆっくり観てていいよ。私たちは外で待っているから。」 という妻の言葉。 じゃあ、ちょっとだけゆっくりと鑑賞させてもらう事に。 ここのピカソ館は絵画の他に、素描や陶芸作品などが数多く展示されており、 主に晩年の作品を中心に、ピカソという人を掘り下げて展示したような感じです。 … Continue reading

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あなたと私

先週末、私たちのウェブサイトを制作してくれたAtsushiとOginの結婚式がありました。 場所は大磯の海からも見える葉山。良い町です。 大好きな町で大好きな友達が永遠の愛を誓う。 なんてステキな事なのでしょうか。 ウェブサイト制作を引き受けていただいた彼らのために何か出来ないかと考えた私たちは、 2人にとって、もっとも大切で最重要な「結婚指輪」を制作させていただく事になりました。 なんとステキな事なのでしょうか。 材質は永遠の輝きを誇るプラチナ製という希望以外は、 「デザイン等はお任せします」 という、ある意味超絶プレッシャーの要望。 「任せてください。」 と言ったその日から、私たちは彼らの為の「マリッジリングデザイナー」になりました。 どんなデザインにしようか、石を入れようかなどなど、 考えれば考えるほど想い悩みます。。。 凝れば凝るほど、何か遠くなってくる想い、、、 「シンプル」という言葉がアタマを巡ってはいたものの、 「シンプル」に込められた果てしない意味の波にのまれました。 そんな時、自分達が制作したフルートたちを見つめてみました。 1本1本に想いが込められた楽器たち。 そして、奏者から想われている楽器たち。 私たちが持っている技術と想いが形になっていました。 フルート職人が考え、想い、デザインしたリング。 それは、私たちが自信を持って想いを込められるデザイン。 私たちにとっての「シンプル」です。 これが私たちが彼らを想いデザインしたマリッジリングです。 「唐草模様」の手彫りです。 金属製フルートの胴輪にも施している私たちにとっては馴染み深い彫りです。 普段と違うデザインではなく、いつも彫っているデザインです。 彫りは深く、見る角度によって明瞭な陰影を映し出しています。 石を入れなくてもキラキラしているので、とっても綺麗です。 今回は、荒仕上げまでは私たちが手がけて、 最終の仕上げを彫金の師匠にお願いしました。 江戸下町の職人中の職人でもある師匠は、御年73歳。 師匠の作品を一つでも多く残したい想いもあり、お願いしました。 絶品です。 そして、リングの内側に入れた文字。 Atsushiのリングには「O&A」 Oginのリングには「A&O」 私とあなたではなく、 「あなたと私」 … Continue reading

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大磯吉祥寺銀座、そしてフルート

秋深まる中、久しぶりに吉祥寺シアターに行ってきました。 大磯から遠路はるばる小旅行。 私が末席ながら所属している劇団「青年団」のソウル市民五部作!!!!!の仕込み初日。 3年前だったら、舞台セットを仕込んでいただろう私ですが、 今回は劇中で生演奏される足踏み式オルガン(リードオルガン)の調整。 調整といっても本格的な修理などではなく、定期的なメンテナンス程度でしたので、 まったく問題ありませんでした。 今回の代表演目「ソウル市民」は、平田オリザ初期の作品です。 オリザ作品の中でも、もっとも人気のある演目のひとつです。 私もとても好きな作品なので、何度も観ています。 何度観ても面白い、「強度」を持った作品です。 「ソウル市民」が描いた1909年。 その10年後が「ソウル市民1919」 それから10年後の「ソウル市民昭和望郷編」 でもって10年後の「ソウル市民1939恋愛二重奏」(新作) さらに地球の裏側の1939年「サンパウロ市民」(新作) 劇団史上、五部作連続上演なんてありません。 日本の演劇史で語り継がれる”伝説”になるでしょう。 どこから観ようか悩みますね~。 年代を辿るか、遡るか。 はたまた真ん中から観るか。 どこから観ても楽しめるのは間違いないです。 本公演の特設ウェブサイトに公演の詳細がありますので是非ご覧ください。 ソウル市民五部作特設サイト 久しぶりに会う団員のみんなは相変わらず。 こんな私を笑顔で迎えてくれます。 そこが、また嬉しいです。 山内さん、呑みに行きましょうね!! オルガン調整も無事に終わったので、 舞台美術の杉山至さん達と昼食に。 至さんは私にとって非常に重要な人。 私が一時離れた演劇の世界に引き戻してくれたり、 建築家の丸山欣也さんと引き合わせてくれたり、 笛のワークショップのきっかけを与えてくれたりと、 今の自分があるのはこの人がいたからと言っても過言ではないでしょう。 とにかく仕事に厳しい。 それは時に、強い言葉になったりはしますが、 自分の仕事に対して全身全霊で臨んでいるからこそ。 つい数年前までは、何度怒鳴られた事か・・・。(遠い目) でもですね。その熱意っていうか、覚悟ていうか、 … Continue reading

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夏、終わりました・・・

すっかり初秋を通り越して、深秋になってしまいましたね。。。 9月24日、久しぶりに初台オペラシティへ行ってきました。 コンサートシリーズ「歌物語り」と題された演奏会。 スペインからギタリストを招き、 J.S.バッハを軸に、出演者の母国スペイン、ベネズエラ、日本の音楽と言葉。 奏者はギター、ソプラノ歌手、チェンバロ、フルート、11弦ギター、朗読と、 とても濃い内容のプログラムです。 フルートは、遠藤尚子さん。 今回は、サクライのコムプライト製フルートでの演奏です。 J.S.バッハのアヴェ・マリアから始まり、 カタルーニャ民謡の鳥の歌と聖母の御子が最後の曲でした。 後半の朗読で語られた、パブロ・カザルスの有名な言葉が胸に響きます。 1971年10月24日、ニューヨーク国連本部での演説。 「私の生まれ故郷カタロニアの鳥は、ピース、ピース、ピース(平和)と鳴くのです」」 その後に演奏された「鳥の歌」は言葉に表せません。。。 核実験禁止運動にも参加していたカザルスが、今の日本を見てどう想うかなあ、、、 スペインから偉大な「芸術家」が多く輩出されていますが、なぜなのでしょう。 音楽家では、カザルス、イエペス。 画家では、ピカソ、ダリ、ミロ。 建築では、ガウディ。 作家では、ロルカ。 フラメンコでは、アントニオ・ガデス。 みんな後世に多大な影響を与えている人ばかりです。 やっぱり、ラテンの風土が良いのでしょうか。 演奏会の方は、2時間あっという間でした。 フルートの曲は、 ・J.S.バッハのソナタ ロ短調 BWV1030 ・初恋 (石川啄木/越谷達之助) ・からたちの花(北原白秋/山田耕筰) 遠藤さんの奏でる音色は、優しく温かいです。 すべてを受け入れてくれるような大きさを感じます。 良い音楽に触れ、また一つ刺激をいただきました。 桜井秀峰

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