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大磯町が一つになる日

今年もやってきました、夏と言えばお祭りです。 そうです。 大磯町「高来神社夏季例大祭」です。 ※去年の様子はこちらからどうぞ。sakurai blog「初めて地元と想えて」 早朝、大磯町にある高来神社にて神事を行い御霊を神輿(権現さん)に納め、6時頃に「宮出し」。 その後は、大磯町内12町を担ぎ継ぎ20時過ぎに「宮入り」をしました。 一つの御神輿が町内を巡る長い長い1日です。 今年は梅雨明け間近という事もあり、雲や小雨もありましたが、 大きく崩れる事もなく、気持ちの良い祭り期間を過ごす事が出来ました。 去年同様、私は山王会に参加させて戴きました。 今年も老若男女が一つになって祭りを盛り上げようと、 本当に本当に頑張りました。 子ども達は、祭りの日まで太鼓や笛の練習を毎日して町内に響かせていました。 今年は新曲もあったりして、練習も大変そうでしたが最高のお囃子でした♪ お母さん達は、子ども達の練習を毎日サポートしていました。 暖かいサポートをして戴きました!ありがとうございます!! 男たちは、祭りの日まで仕事をしつつ、テンションを上げていました。 ま、男は当日やるしかない! 残念ながら参加出来なかった人もいましたし、 今年から参加してみた人もいたし、 久しぶりに参加する事にした人もいました。 本当にいろいろな事情があるなかで、この日を迎えられた事を本当に嬉しく想っております。 今年から参加した人が、「初めて地元と想えた」との感想がありました。 子どもをいろんな大人に知ってもらう事って大事なんだなとの感想もありました。 いろんな事を感じ、想い、仲間と声を出し合い、手を高く上げ、 1歩1歩踏みしめるように御神輿を渡御しました。 また一回り地元の繋がりが強くなった気がします。 今年は、御神輿を神社へ戻す「宮入り」まで参加しました。 これがまた、素晴らしい。 ほの暗いなか、御神輿の提灯がゆらゆらと揺れて幻想的な雰囲気。 そして、そして、、、 各町内12町から集まった町民がごちゃまぜになって担いでいるのです。 御神輿の担ぎ方は、各町内によって微妙に違います。 拍子のとりかた、足の運び、肩の位置、それぞれ受け継がれた担ぎ方です。 すでに1日中担いでいるので、身体はヘトヘト、声もガラガラです。 参道の途中では、右へ左へ揺れながら進んでいました。 しかし、最後の最後。体力の限界でバラバラだったのが、 一つになったのです。 その瞬間、神輿にぶら下げている大鈴が、 … Continue reading

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2011年の大みそか。

ここ数年は毎年行事のように大みそかに奏者の方々がいらっしゃいます。 今年中に調整を済ませて新年初吹きを安心して楽しみたい奏者に、 新しい相棒(フルート)が完成したので迎えに来た奏者、 そしていつまでも尽きないフルートへの想いを告白しに来る奏者などなど。 皆さんから想い想いの音楽や言葉を戴きました。 私にとって2011年も特別な1年でした。 心から感謝しております。 どうもありがとうございました。 そして、2012年も特別な1年になるでしょう。 どうぞ末永くよろしくお願いいたします。 これから出逢う「すべてに」想いを。 桜井フルート制作所 桜井秀峰 追伸 今年は2011年のうちに家族の元へ帰って来る事が出来ました。 今年も妻の支えあっての私でした。 本当にどうもありがとう。

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ワークショップを工房で。

11月19日 台風か?というくらい強い風と大雨のなか、 小学生3人組と保護者のお母さまが大磯の湘南アトリエにやってきました。 皆さん吹奏楽部に所属していて、 それぞれフルート、ユーフォニウム、アルトサックスを演奏しているそうです。 せっかく来たのだからと、「竹の笛を作って演奏会をしよう」ミニワークショップを開催しました。 吹き口(歌口)はあらかじめ私が削って用意していたので、 みなさんには想い想いの場所に穴を開けたり、短くしてみたり。 自分オリジナルの笛が出来上がったところで、今度は演奏をしてみよう♪ じゃあ、「雨」をイメージした曲をみんなで作曲してみてくださーい!と、 結構無茶ぶりに近いようなリクエストにも、面白そう!と反応してくれたのは、 吹奏楽部で日々音楽に触れているからでしょうか。さすがです。 順調に作曲をしていたので、ここでまた更なるリクエスト。 演奏する場所と、聴く場所を考えてみよう!と思いがけない無茶ぶりにも、 真剣に、そして楽しそうに試行錯誤していました。 いよいよ曲が完成し、場所も決まったようで、 促されるまま我が家の縁側に窓の外を見て座りました。 外は雨。しばらく雨の音を聞いて意識が集中したころ、 徐に曲が始まりました。 今日のように激しい雨が続き、そして一瞬雨が上がり、また降り続くーーーーー 正味15秒ほどの短い曲ですが、中身の濃い仕上がりになりました。 恐らく普段は指定の多い曲を演奏している事と想いますが、 今日のように音楽には自由な要素もあるんだなあ、と感じてもらえたら嬉しいです。 その後は、お持ちの他社製フルートを調整をしているあいだ木製フルート等の試奏や、 楽器の部品などの説明をさせていただきました。 さながら、ミニ工場見学といったところでしょうか。 そのうち我が息子(2歳)が愛用のおもちゃで猛アピールするので、 最後にはみなさんも一緒になって遊んでもらいました。 調整も完了しましたので、さっそく試奏していただきました。 その違いにびっくりされたご様子。 楽器の中でもとりわけ調整が最重要なのがフルートです。 これからはこまめに調整にお出しくださいね。 外は変わらずの雨。 足元悪い中お越しいただき、本当にありがとうございました♪ 久しぶりのワークショップでしたが、とても楽しかったです。 制作だけでは得られない体験がワークショップにはあります。 やっぱりイイなあ。 近い将来、工房主催で開催してみようかなあ。 桜井秀峰

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世界のマルキンさん

8月最後の日曜日は、大磯海水浴場最終日。 天気は夏の日差しが残っていたのですが、 台風の影響で波が高く遊泳禁止・・・。 フィンを付けたボディーボーダーはOK。 そんな日に、60年振りに大磯へ来られた方がいました。 私の心の師匠でもある建築家・丸山欣也さん(マルキンさん) Team Zoo アトリエ・モビル 主宰 かれこれ10年近く楽しいお付き合いをさせていただいています。 建築家とフルート制作者のなんとも不思議な繋がりなのですが、 私がずっと見てみたいなあ、と思っていた建築を設計した人でもありました。 それは、沖縄県名護市の市庁舎。 設計は、象設計集団とアトリエ・モビル。 縁あって丸山さんと知り合う事になってからの私は、 非常に濃い人生を歩む事になりました。 建築を教わったわけではありませんが、 「生き抜く力」というか、なんというか、 とにかく一緒にいると最高に刺激的です。 私が「竹で楽器を作るワークショップ」をするようになったのも、 丸山さんが最初に企画していただいたからです。 私たち家族にとって、本当にかけがえのない恩人です。 丸山さんに描いていただいた結婚式のウェルカムボード。 そんな丸山さん、今回の大磯来訪の目的は、 教え子が大磯のご自宅を設計建築したとの事で、 師匠の内覧会&教え子さん主催の大磯海岸でBBQ。 「丸山さんの教え子が大磯に!?」 そんな驚きの事実を知らなかった私は、さらにビックリ。 なんとその教え子さんのご自宅は、超近所でした! それこそ歩いて5分のいつも通る道沿い。 それも、施工時から「すごい時間かけて丁寧に建ててるなあ。」と感心していたお家でした。 スゴイ偶然です。 教え子さんのご自宅に伺う前に、我が家へご案内。 アトリエでフルートを作る工程を説明したり、 丸山さんの若い頃の話を聞いたりしていると、 「今日は泳げないのかなあ」と、丸山さん。 60年振りに大磯での海水浴を楽しみにしていた模様。 さすがに台風でシケてますからねえ、、、無理です。。。 内覧の準備も出来たようで、念願のお家訪問。 国産の無垢木をふんだんに用いた、木の香りが充満するお家。 … Continue reading

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サイトウキネンフェスティバル松本。

行ってきました、サイトウキネンフェスティバル松本。 映像や録音では聴いていますが、初めての生鑑賞です。 一気に夏が終わったの?と感じさせられた21日。 寒気の中、片道4時間ちょっとのロングドライブ。 霧でまったく見えなかった富士山の裾野をひた走り、 朝のドラマ「おひさま」の舞台でもある松本市へ到着。 鑑賞する演目は、 ベーラ・バルトーク作曲 ○バレエ「中国の不思議な役人」指揮:沼尻竜典 ○オペラ「青ひげ公の城」指揮:小澤征爾 出演: 青ひげ公:マティアス・ゲルネ(青ひげ公の城) ユディット:エレーナ・ツィトコーワ(青ひげ公の城) Noism1 井関佐和子、宮河愛一郎、藤井泉、櫛田祥光、中川賢、青木枝美、 真下恵、藤澤拓也、計見葵、宮原由紀夫、亀井彩加、角田レオナルド仁 Noism2 演奏はもちろん、 サイトウキネンオーケストラ(SKO)。 そして! 演出/振付は、 金森穣!!! 空間:田根剛、 リナ・ゴットメ、ダン・ドレル(DGT) 衣裳:中嶋佑一(artburt) 照明:伊藤雅一(株式会社 流)/ 金森穣 今回で20回目となるサイトウキネンフェスティバル松本は、 病気療養されていた総監督小澤征爾さんの完全復活という事もあり、 観客のみならず、全世界が注目しています。 私たち家族も特別な想いを抱いて松本へ赴きました。 私の妻は結婚する前までダンスを生業としていたのですが、 今回出演するNoismには2004年の創立メンバーとして参加しており、 演出の金森穣さんとマエストロ小澤征爾さんの競演を見ないわけにはいきません。 そして、私のもう一つの楽しみ。 SKOのフルート奏者、セバスチャン・ジャコー氏(Sebastian Jacot)。 知った仲ではありませんが、 私たちの木管製フルートを吹く奏者から、 … Continue reading

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