ワークショップを工房で。

11月19日

台風か?というくらい強い風と大雨のなか、
小学生3人組と保護者のお母さまが大磯の湘南アトリエにやってきました。
皆さん吹奏楽部に所属していて、
それぞれフルート、ユーフォニウム、アルトサックスを演奏しているそうです。

せっかく来たのだからと、「竹の笛を作って演奏会をしよう」ミニワークショップを開催しました。
吹き口(歌口)はあらかじめ私が削って用意していたので、
みなさんには想い想いの場所に穴を開けたり、短くしてみたり。
自分オリジナルの笛が出来上がったところで、今度は演奏をしてみよう♪
じゃあ、「雨」をイメージした曲をみんなで作曲してみてくださーい!と、
結構無茶ぶりに近いようなリクエストにも、面白そう!と反応してくれたのは、
吹奏楽部で日々音楽に触れているからでしょうか。さすがです。
順調に作曲をしていたので、ここでまた更なるリクエスト。
演奏する場所と、聴く場所を考えてみよう!と思いがけない無茶ぶりにも、
真剣に、そして楽しそうに試行錯誤していました。

いよいよ曲が完成し、場所も決まったようで、
促されるまま我が家の縁側に窓の外を見て座りました。
外は雨。しばらく雨の音を聞いて意識が集中したころ、
徐に曲が始まりました。

今日のように激しい雨が続き、そして一瞬雨が上がり、また降り続くーーーーー

正味15秒ほどの短い曲ですが、中身の濃い仕上がりになりました。
恐らく普段は指定の多い曲を演奏している事と想いますが、
今日のように音楽には自由な要素もあるんだなあ、と感じてもらえたら嬉しいです。

その後は、お持ちの他社製フルートを調整をしているあいだ木製フルート等の試奏や、
楽器の部品などの説明をさせていただきました。
さながら、ミニ工場見学といったところでしょうか。
そのうち我が息子(2歳)が愛用のおもちゃで猛アピールするので、
最後にはみなさんも一緒になって遊んでもらいました。

調整も完了しましたので、さっそく試奏していただきました。
その違いにびっくりされたご様子。
楽器の中でもとりわけ調整が最重要なのがフルートです。
これからはこまめに調整にお出しくださいね。

外は変わらずの雨。
足元悪い中お越しいただき、本当にありがとうございました♪
久しぶりのワークショップでしたが、とても楽しかったです。
制作だけでは得られない体験がワークショップにはあります。
やっぱりイイなあ。
近い将来、工房主催で開催してみようかなあ。

桜井秀峰

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